仕事をする際「適材適所」という視点はやはり大切だと思います

仕事にはその恩恵を受けるお客様が必ずいるので、どんな仕事でもやる意味があります。

 

そう考えると、自分が就く仕事は何でもよいし、一生懸命取り組めばどんな仕事でも工夫の余地があり、やりがいや達成感を必ず感じられるはずです。

 

でも、どうせやるなら自分はこっちの仕事よりもこっちの仕事の方がいい、こっちの仕事の方がモチベーションが上がり、自分をもっと活かせるという相性のようなものが実際には存在しています。

 

また、人が仕事をするにあたって、仕事の内容そのものへの相性以外に、職場との相性というものもあります。

 

そういった意味では、人が仕事で十分にパフォーマンスを発揮するためには、仕事の内容との相性と職場との相性という二つの相性が整うことがとても大切だと思います。

 

1.社内での適材適所

 

適材適所について、私が以前勤めていた企業での事例を少しお話ししたいと思います。

 

以前の会社は重さをはかる計測器やPOSレジなどを製造・販売している精密機械メーカーでしたので、製品のメンテナンスをするサービスエンジニアという職種がありました。

 

製品のトラブルの対応をしたり、定期点検をしたりなど技術的な対応も当然するのですが、オーバーホールなどの提案もして、営業的なこともかなりします。

 

あるサービスエンジニアがそうした営業的な成績が良かったので、営業所長の判断で、とうぜん本人にも確認した上で営業職に転換しました。

 

ところが営業職に転換した後1年ぐらいたった時に、本人の身体に不調が出るようになりました。

 

やはり、営業職という業績へのプレッシャーが大きい職種への転換で、不調をきたしてしまったようです。

 

また、これは本社系のある営業マンの話ですが、彼はとても周囲から期待されていた人材でしたが、あるプロジェクトを任され、お客様からも上司からも大きなプレッシャーがかかることになり、うつを発症してしまいました。

 

数年に及ぶ自宅療養の結果、復帰することになりました。

 

自宅療養中に、知的財産の勉強もして、行政書士の資格も取り、復帰にあたっては法務で就業したいという希望を持っていました。

 

その時法務部でも人が足りないという状況もあり、わりとすんなりと受け入れてくれたのですが、これがばっちりはまって、本人も磨いてきたスキルを活かせ、適性もあったようで、とてもイキイキと働くことができ、受け入れた法務部もとても助かって、適材適所が実現し、本人も周りも喜ぶという状況が生まれました。

 

また、これは製品をお客様に直接販売する営業所の営業マンの話ですが、ある営業所ではメンタル的に体調を崩してしまったのですが、支店長の配慮で同じ支店内の他の営業所に異動になり、営業という仕事は変わりませんでしたが、営業所が変わったことにより体調が改善し、営業所長にまでなったという事例もありました。

 

する仕事は同じでも、職場特に人間関係との相性がパフォーマンスに影響を与えるということもよくわかります。

 

2.転職市場での「適材適所」への動き

 

それでは次に、転職市場での「適材適所」を見すえた、転職希望者の動きを見てみましょう。

 

これは33歳の男性で、6年間飲食店でアルバイトしていて、ITエンジニアに転職した事例です。

 

この方は、コンピューター系の専門学校を卒業後、システム開発の会社に入社しましたが、金融系のシステムを顧客のサーバーにインストールする単純な仕事ばかりをやらされて、将来展望が持てず退職しました。

 

その後、スーパーやパソコンの量販店などのアルバイトを経て、飲食のアルバイトに就きました。

 

ただ、このままアルバイトをずっと続けているわけにもいかないので、やはりパソコンを自作するほどハードが好きなので、「ITの業界で技術を身に付けて生計を立てていきたい」という想いを持つようになりました。

 

やはり33歳で、少しシステム会社での経験はあるとはいえ、アルバイトの期間が長く、転職活動は大変苦戦しました。

 

ただ、最終的には最初のIT業界で働きたいという願いがかない、システム開発の会社に転職が決まりました。

 

もうおひと方は、中国文学を研究して大学院まで進んだ方で、その後非常勤などで高校の国語の教師をしていらっしゃいましたが、奥さんの仕事の関係でタイに行き、そこで教師以外のアウトソーシングの仕事を初めて経験しました。

 

あるデータベースから顧客のデータベースに必要なデータをコピーする仕事だったのですが、ある程度決まりきった単純作業だったので、Excelのマクロを自分で調べて自動でコピーする機能を使って効率化を図りました。

 

基本的には、ものごとをコツコツ組み上げて、何かを完成させることに喜びを感じるタイプで、日本に戻ってきて教師をまたやる可能性もありましたが、正規の教師になる可能性は低かったので、マクロを組んだ時に自分のそうしたシステム構築の適性に目覚め、IT業界で働くことを目指しました。

 

転職相談にいらっしゃったときも、非常に論理的に丁寧に話される方なので、私もITエンジニアには向くと直感しましたが、文系にもかかわらずその後すぐにシステム開発会社への転職が決まりました。

 

やはり適性というものがあるのだなとつくづく思いました。

 

自分がやりたいことがわかりその実現に踏み出したある女性のケースですが、これは私の良く知るビジネスコーチからお聞きした事例です。

 

その方は、事務をどちらかというと淡々とこなす仕事をされていました。

 

普段は同僚とのコミュニケーションも少ないのですが、定期的な同僚との読書会でディスカッションをすることが楽しくて、とても喜びを感じることにビジネスコーチングをとおしてあらためて気づきました。

 

この方は、「同僚とコミュニケーションを取りながら進めていく仕事や人と向き合っていく仕事が自分には合うのでは?」という想いが強くなり、転職に踏み切りました。

 

そして、現在ではコンサルティング会社の人事職への転職を実現し、とても生き生きと楽しく働いているそうです。

 

ビジネスコーチングで自分の適性に気づき、自分らしく働ける仕事を手に入れた理想的なケースですね。

 

3.適職の探し方

 

今までの例からもわかるように、やはり自分に合った仕事に就くということは、健康面でも、やりがいや充実感という点でも非常に重要だと思います。

 

もちろん、給与などの処遇面や福利厚生の内容、会社の安定度やネームバリューなども会社選びでの重要なポイントだと思いますが、長い目で見たらやはり自分に合っていて、充実感を得られる仕事に就くという視点がとても大切ではないかと思います。

 

それではどうやって、自分に適した仕事を探したらよいのでしょうか?

 

やはり、自分がやる仕事の中で、「好きなこと」「喜びやうれしさを感じること」「夢中になれること」「これをずっと続けたいと思うこと」などにヒントがあるのではないかと思います。

 

私の場合は長い間、人事を担当してきて、若い社員がしばらく見ないうちに急に大人びた感じになったり、グッと頼もしく見えたりした時に何とも言えないうれしさを感じました。

 

もちろん、自分の子供の中に成長を感じたときも同じです。

 

今人材育成を中心としたビジネスに関わっているのはそういうこともあるのかなと思いますし、非常にやりがいを感じています。

 

ぜひ、自分を少し振り返ってもらって、「自分の好きなこと」「うれしくなること」「夢中になれること」などをヒントに「自分が本当にやりたいこと」を見つけ出して、それを軸に今の仕事を変えていったり、転職を考えたりすると良いのではないかと思います。

 

まとめ

 

「自分が本当にやりたいこと」が何となく見つかったんだけれども今担当している仕事とはかけ離れているという場合は、自己申告制度のような制度がある会社ではそれを利用して異動を願い出たり、上司や経営者と距離が近ければ自分は「こんな仕事をいつかしたい」と機会があるたびにアピールすることをお勧めします。

 

結構そうした願いは意外にかなえられるようです。

 

また、社内にどうしても自分がやりたい仕事が無い場合は、転職や副業、起業などを考えてもいいかもしれませんね。

 

その場合には、アンテナを張って、良い相談相手を見つけて進めていくことがとてもキーになってくるでしょう。

 

一度しかない人生ですので、なるべく自分らしく働ける仕事を選択して欲しいなと思います。

 

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