元人事担当者が語る、転職成功の秘訣。自己分析のやり方と注意点

元人事担当者が語る、転職成功の秘訣。自己分析のやり方と注意点

転職を成功させたいなら、はじめに行うことがあります。

 

それは応募する会社を探すことではありません。

まして、求人情報を見て、パッと直感が閃いたからという理由で応募することでもありません。

 

転職は、あなたのこれからの人生を左右する一大イベントです。

 

だから転職を成功させたいと考えておられるなら、はじめに行うことは

 

『自己分析』

 

私は人事担当者でしたから、いろいろな履歴書や職務経歴書を見てきました。

また、いろいろな人の面接も見てきました。

 

だから言えるのですが、転職が成功するかどうかは、転職活動をはじめたとき最初に行う「自己分析」で決まっていると言えます。

 

どれだけアピールが上手でも、話が上手くても、経歴がすばらしくても、自己分析が出来ていないと話の一貫性や真実味が薄いため、人事担当者はリスクを負って採用しません。

そこで今回は転職を成功させるためには必須の「自己分析」についてお話していきます。

 

 

1: 転職で自己分析が必要な理由

転職で自己分析が必要な理由

転職で求められるのは、目に見えて判断できるスキルだけではありません。

  • 資格
  • 実績
  • 目標達成

 

これらは「長所」ですが、これだけでは自己分析をしたことにはなりません。

 

転職先の面接官が自己分析を重要視する理由には2つあります。

 

(1)客観性も持っている人物か

自己分析を行うことで、人は客観的な視点を持てるようになります。

「○○が得意です」というのは長所であり、客観的な視点での答えではありません。

 

客観的な視点から見ると「○○が得意だから、どんなことに生かせるのか」というのが答えです。

 

反対に「○○が苦手なら、どうすれば克服できるのか」というのが答えです。

 

このように客観性をもって自分自身を見つめられるということは、ビジネスにおいて非常に歓迎されるスキルなのです。

 

その理由には

  • コミュニケーション能力が高い場合が多い
  • 感情的な判断をすることが少ない
  • 臨機応変な対応をできる人が多い

 

このように、ビジネスを行う上で頼れる人物が多いためなのです。

 

また「資格」「実績」のように数値で表せられないスキルだからという理由もあります。

 

その人が、どんな風に自分自身を分析したのか。

ここからしか「客観性」を判断することができないんですね。

 

(2)転職先の適性?に合っているか

これは重要です。

転職における全ての条件が一致していても、転職先の社風が合わないのなら、ミスマッチの転職になります。

 

例えばこんなことがあります。

自己分析した結果、

「自分はチームワークを大事にする。そして、結果以上にプロセスが大切だと考えている。」

 

しかし、転職先の社風が、

「個人の実力主義であり、結果が全てである。」

 

これでは、給与やポジション、福利厚生などを含め、全ての条件があなたの求めるものだったとしても、転職すると不平不満が爆発するでしょう。

 

あなたの自己分析した結果の「強み」と、転職先の求めている「強み」がミスマッチなのですから。

 

このまま転職したとしても、あなたは高い能力を発揮することはできないでしょう。

また、まわりと上手くやっていくことも簡単ではないでしょう。

 

結果として、せっかく時間と労力を使って転職したのに、早期退職ということにもなりかねません。

 

このような残念な結果を、会社側も起こしたくはありません。

だから面接官は「自己分析」を重要視するのです。

 

2: 自己分析の注意点

自己分析の注意点

(1)具体的でない

自己分析を行っていると、ついついこんな言葉を使いたくなります。

 

  • 粘り強いです
  • がんばれます
  • きちんとやれます
  • 情熱があります
  • あきらめない性格です
  • おもてなしの心で接していました

 

どれも美しく響きの良い言葉ですが、抽象的です。

 

自己分析は結果だけではなく、「なぜ」なのかという理由も必要です。

 

  • なぜ、どう、粘り強いのか
  • なぜ、どう、がんばれるのか
  • なぜ、どう、きちんとやれるのか
  • なぜ、どう、情熱があるのか
  • なぜ、どう、あきらめない性格なのか
  • なぜ、どう、おもてなしの心で接していたのか

 

この「なぜ」「どう」を具体的に掘り起こしてこそ自己分析なのです。

 

おそらく、これらの掘り起こしを行うと、仕事や学生時代の経験を通した「ストーリー」が出てくるはずです。

このストーリーこそ、具体的に伝えるべき内容なのです。

 

(2)良い点ばかり

「自己分析=自分にとって良いところ」ではありません。

 

自己分析とは「客観的な視点」で自分を見直すことですから、誰でも良い部分とそうでない部分を掘り起こすことになります。

 

誰でも

  • 良いところ
  • 得意なところ
  • 華やかな実績

こういうところを掘り起こしたいですが、それだけでは内容の薄いものになってしまいます。

 

完璧な人はいません。

多かれ少なかれ、何かの「弱み」はあるはずです。

 

その「弱み」を見つけ、自覚し、どうすれば克服できるのかを分析しておきましょう。

 

これは、あなた自身の成長にも影響を与えるでしょう。

 

(3)一人で分析する

自己分析は、できれば一人でやりたいですよね。

その気持ちは良くわかります。

 

しかし、残念なことに、人は完全に第三者の視点に立ち、自分を見つめることはできません。

 

どうしても今までの経験から、自分のフィルターを通して見てしまいます。

だから、ここはあなたが信頼できる人に、自己分析の結果をチェックしてもらうのが正解です。

 

でも、、、友人や知人だと、どうしても気が引ける。

 

という人もいらっしゃることだと思います。

 

そんな場合には、全くの他人である転職のプロ、キャリアコンサルタントや転職アドバイザーなどに相談してみてください。

 

他人の方が、あなたのより客観的に見てくれます。

そして、あなたが思いも寄らない、まだ気づいていない隠れた部分を引き出してくれることでしょう。

 

3: 自己分析のやり方

自己分析のやり方

それでは自己分析のやり方をお話します。

 

まずはノートとペンを用紙してくださいね。

ノートの代わりに「A4白紙」のコピー用紙でもOKです。

 

ペンも万年筆でも、ボールペンでも、えんぴつでもOKです。

 

(1)自分史を作る

まず、今から過去へ順に遡って、自分の年表を作っていきましょう。

 

ごくごく最近のことから、入社したところまで。

そして、就活から学生時代へ。

 

中学、高校から幼少期へ。

 

少しずつ「自分史」を作っていきます。

(自分史については「転職で避けられない自己分析。自分史から始めると意外に簡単!」をご覧ください。)

 

この作業は自己分析の基礎となる、あなたの「強み」「弱み」を掘り起こすことになります。

 

(2)やりたいこと、やりたくないこと

転職でやりたいこと、やりたくないことを書き出します。

 

やりたいことよりも「これは絶対にイヤ」ということを、先に書き出すと楽にペンが進みます。

わがままだと言われそうなことでも、なんでも遠慮なく書きましょう。

 

やりたくないことが書き出せたら、反対のやりたいことを書き出します。

 

(3)できること

あなたが「できる」ことを書き出しましょう。

 

仕事の中で身につけたこと。

趣味で身につけたこと。

学生時代に身につけたこと。

 

小さなことでもOKですから、できることを書き出します。

例えば、

  • 報連相がきちんとできる
  • 他部署との連携ができる
  • 納期に遅れないスケジューリングができる

 

どんなことでもOKですから、できることを書き出します。

 

(4)理想の状態を描く

転職することで、どんな理想の状態になりたいのか。

 

ここが明確だと、転職先を決めるのも簡単になります。

また、理想の状態になるために、転職に必要なスキルなども明確になります。

 

「どこに転職するか」に気を取られますが、転職したい理由には「理想の状態」を手に入れたいという願望があるはずです。

 

あなたの本心から、理想の状態を描いてください。

 

(5)まとめる

掘り起こしたことを「まとめる」ときがきました。

ここで頼りになるのが、友人・知人、キャリアコンサルタントや転職のアドバイザーです。

 

掘り起こした内容を、第三者の視点から見てもらい客観的な意見をもらいましょう。

 

自分では「弱み」だと思っていたことが、第三者からは「強み」と言われることもあります。

人は自分のことが一番わからないものです。

 

自分一人でまとめたいかもしれませんが、ここはあなたの理想の状態を手に入れるため、第三者の視点を活用してください。

 

4: 自己分析で必ず用意しておくこと

自己分析で必ず用意しておくこと

自己分析を行うとき、先の面接に向けて必ず用意しておきたい答えがあります。

 

「強みはなんですか?」

「弱みはなんですか?」

「どんな仕事をしてきましたか?」

 

これらは、もう答えが出ていることでしょう。

 

また、曖昧な表現はNGだとお話していますから、「たくさん」ではなく具体的な数字も掘り起こしていると思います。

 

ここまではOKですか?

 

では、ここからがポイントです。

面接に向けて用意しておきたい答えは次の3つです。

 

(1)なぜ転職したいのですか?

必ず聞かれます。

  • 仕事がきついから
  • きらいになった
  • おもしろうそう

 

これだけではNGです。

 

よく言われる方法ですが「なぜ」を2回、3回と投げかけて深堀してみてください。

 

(2)将来どうなりたいですか?

これも聞かれます。

 

あなたがどんな成長をしたいのか、聞かれています。

  • 定年まで働けたら
  • そつなく働きたい
  • まじめに働きたい

 

これではアピールになりません。

また、成長する未来がイメージできません。

 

具体的な将来を用意しておきましょう。

 

(3)うちの会社で役立つことは?

転職では聞かれます。

 

会社は「役立つ人」がほしいのですから、当たり前です。

 

あなたの経験や知識が、転職先にどう役立つのかを分析しておきましょう。

 

役立つポイントは業種や会社の規模によって変わります。

 

転職活動中、応募する会社によって変わりますから、ひとつだけではなく役立てるネタを集めておきましょう。

 

ポイントは

「相手目線」で自分が役立てることを考える

 

この目線が大事です。

 

5: まとめ

自己分析の必要性、分かっていただけたでしょうか?

 

ビジネスにおけるスキルには、

  • スピード
  • 正確性
  • 論理性

という3つのポイントがありますが、客観性はこの3つとは違い、数値で計れないスキルなのです。

 

だから、転職において面接官は自己分析を気にするのです。

自己分析を行えるということは、客観性を持てる人だと判断できますからね。

 

転職を考え、具体的に活動するときには、自己分析からはじめてください。

自己分析は、今日5分やったら完成する。

ご存じのように、そんなものではありません。

 

毎日少しずつ、自分の経験などを整頓していくことから始まります。

 

「転職活動=自己分析」とも言えますから、まずは今日から、これまでの自分の経験を洗い出してみてください。

 

行動することが大事ですから、先延ばしにせず、転職を考えた日からはじめましょう。

 

まずは小さな一歩から。

自己分析をはじめてくださいね。

元人事担当者が語る、転職成功の秘訣。自己分析のやり方と注意点

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