うさぎとカメの話 ~ 状況が主か?ゴールが主か? ~

あなたは「うさぎとカメ」のお話はご存知ですか?

 

足が遅いことをうさぎにバカにされたカメが、山のふもとまでのかけっこ勝負をうさぎに挑むというお話です。

 

レースが始まると足の速いうさぎはどんどんカメを引き離して先行します。

 

ただあまりにもカメと距離が離れたので、うさぎは途中で休んでしまいます。

 

うさぎが休んでいる間にたゆまぬ歩みを続けたカメが、うさぎより先にゴールして勝利します。

 

この話は、能力の高い者が過信すると能力は低くてもたゆまぬ努力を続ける者に負けてしまうこともあるという教訓だとよく言われますが、別の角度からこの物語を考えてみると、ちょっと違った視点が得られます。

 

1.うさぎは何をみていたか、カメは何を見ていたか?

 

レース中、うさぎは何をみていたでしょうか?カメは何を見ていたでしょうか?

 

別の言い方をすると、うさぎはレース中何を意識していたでしょうか?カメは何を意識していたでしょうか?

 

うさぎはレース中カメを見ていた、意識していました。

 

それに対して、カメはゴールを見ていた、意識していたということになります。

 

うさぎはカメの状況を見ながら先行しようと考え、そしてうっかり間違ってしまった。

 

カメは、とにかくゴールすることだけを考えて、自分が出せる最高のスピードでひたすら歩を進めて、最終的には勝利したということです。

 

2.うさぎ型の企業とカメ型の企業

 

企業を大きく分けると、2つに分かれるのではないかと思います。

 

1つは、時流に乗り、世の中の変化に合わせ、ライバル企業の動向を見ながら事業を展開するうさぎ型の企業。

 

とても目端の利く企業です。

 

もう一つは、世の中に対してこんなことをしたい、こんな企業になりたいという理念をもってその実現のために努力しているカメ型の企業。

 

そうしたカメ型の企業の中には、ちょっと愚直な感じがする企業もあるかもしれません。

 

どちらの企業が良くて、どちらの企業が良くないということを言っているわけではありません。

 

うさぎ型の企業は、世の中の変化を敏感に感じ取りながらそれに対応して、収益を上げ、生き残ろうとしています。

 

でもどこかで変化を読み間違えれば、大きな痛手を負ってしまうこともあるかもしれません。

 

一方のカメ型の企業は、こういうことをしたい、こんな企業でありたいという理念を軸にして現実に対応していくので、何かを見誤って失敗したとしても大きく間違うことはなく、理念に立ち返って、そこから再出発や巻き返しができる可能性が高いと思います。

 

ですから、理念のしっかりした会社は結構長寿で、老舗企業になったりしています。

 

長い間の世の中の変化に耐えられるということだと思います。

 

3.あなたはどうしたら良いのか?

 

それでは、人はこの世の中の変化に対して、どのようなスタンスでいればよいでしょうか?

 

先ほどのうさぎ型の企業とカメ型の企業と基本的には同じです。

 

人には2つの心があると考えてください。

 

常に現実からの影響を受けて「揺れ動く心」と現実からの影響をほとんど受けない「揺るがない心」です。

 

「揺れ動く心」は、ボーナスが上がればうれしくなり、ボーナスが下がれば落ち込んだりして、また「このお客様の問合せに対応しなきゃ」という気持ちと同時に「あの先輩に相談するのは気が重いな」というという気持ちが出たりなど、常に揺れ動いて安定しない心です。

 

「揺るがない心」とは、「自分はこう在りたい」「こんなことができる人間になりたい」というどんな状況であっても変わらない想いです。

 

これを、「企業理念」に対して、「人生理念」と言います。

 

心が安定し、パワフルに現実に対応し、良い結果を生み出していくためには、揺るがない「人生理念」をしっかり意識し、そこに軸をおくことがとても大切です。

 

大半の人は、さまざまな現実の変化が起こる中で、「揺れ動く心」から判断し、対応しようとしています。

 

たとえば、満員電車の中で、電車の揺れや人に押されたり、電車の中が暑かったりすることに敏感に反応して、押してくる人に文句を言ったり喧嘩したり、電車の中の暑さに悪態をついたりという状態です。

 

本人は状況に対応しようとして一所懸命なのですが、独り相撲を取っているような状態なので、どんどん疲れていきます。

 

それに対して、満員電車の中にいても、状況に意識を向けるのではなく、たとえば「今度の娘の誕生日には何で喜ばせてあげようかな?」と考えていたりすると、意外に周りの状況は気にならず、身を任せている方がうまく状況に対応していて、疲れないということが往々にしてあると思います。

 

もちろん人は、日々の状況や現実に対応していかなければなりません。

 

でも、「揺れ動く心」を起点に対応するのか、「揺るがない心」を起点に対応するのかでは、疲れ方も、うまくいく確率も、結果も大きく変わってきます。

 

4.「人生理念」の見つけ方

 

これは、ある意味簡単です。

 

「私は今、本当は何をしたがっているのだろうか?」と自分自身に問い続けることです。

 

要するに、人生において自分は何を大事にして生きていきたいかということを探していくのです。

 

・いつも楽しくありたい

・多くの人を大切にした

・家族を幸せにしたい

・堂々と生きたい

・活き活きと輝きたい

 

真剣に自分が生きる上で大切にしたいものを探すとあまり悪い思いは出てきません。

 

こうした想いに軸をおいて、発想し、行動するようになるととても自分らしい一貫性が出てきて、パワフルに行動できるようになるので、望む結果が叶えられるようになります。

 

ちょっとした違いです。

 

揺れ動く心から揺るがない心に軸を移すだけです。

 

でもなかなか簡単にはその軸を移せないので、人生の面白さがあります。

 

揺れ動く心に軸がすぐに戻ってしまうからです。

 

自分の「人生理念」を見つけても、その後そこに軸を置き続けるには修練のような取り組みが必要です。

 

まとめ

 

心がパワフルな状態であれば、現実をしっかり受け止めて、外圧に対して立ち向かうことができ、自分が望む結果を生み出す確率がとても高まります。

 

こころを元気な状態にするポイントは、

 

①揺れ動く心をよく観察して、それを認める(「どんな心があってもいいじゃないか」)

②「人生理念(キーワード)」を思い出す・・・とにかく思い出す、24時間いつでも

③そしてその中でひらめいた直感に素直に行動する

 

ということです。

 

これはとても自然に生きている状態です。

 

多くの人が、こうゆう状態になるとよいですね。

 

カメに似ていませんか?

 

 

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