あなたは今、充実した仕事をしているでしょうか?
- 会社が業績不振で落ちつかない
- 仕事が忙しくて充実感など感じている暇がない
- 同僚とあまりしっくりいっていない
- 給料が自分の働きに見合っていない
- お客様とうまく関係をつくることができない
- なかなか思うように成果が出ない
- あまり上司から評価されていない
など、いろいろあって、何となく仕事に集中できない状態かもしれませんね。
でも、仕事が忙しくなくなったら、給料が上がったら、同僚との関係がよくなったら充実感を感じるかというと、かならずしもそうではないようです。
それではどんな時に私たちは仕事で充実感を感じられるようになるのでしょうか。
そこから考えてみたいと思います。
1.どんな時に仕事で充実感を感じるのか?
あなたは仕事をしていてどんな時に充実感を感じるでしょうか?
1つには、こうしたらいんじゃないかと思ったことやお客さんにとって良かれと思ってやったことが、良い結果につながって喜ばれた場合などには、とても充実感を感じますよね。
また、以前から構想していた企画や製品を上司や会社に提案して、形になったときなども充実感を感じます。
私ももう15年ほど前の話になりますが、会社の人事制度をその時の状況に合わせて、わかりやすくかつメリハリのある処遇になるように新しい制度を提案して、受け入れられ、当時の社長から「いい制度ができたじゃないか」と言われたときは本当に達成感や満足感がありました。
また、特に大きな成果が出たわけではなくても、計画通りに仕事を進められたときや今日やると決めたことをほぼ完了できたようなときも充実感を感じますよね。
そして、誰かと協働してあるいはチームで何かを達成したような場合は、ひとりで何かを達成したときよりも、充実感にプラスして楽しさもあるように思います。
さらに、所属している部署や会社に対して自分が何らかの貢献ができたという実感が持てたときも、充実感を感じられるはずです。
2.充実した仕事をする上で一番大切なこと
上記の例を見ていると、仕事で充実感を得るのには共通点があるように思います。
自分が何らかの行動をして、ある程度良い結果に結びついたときに大きな充実感を感じるということです。
もちろん結果がついてこなくても一生懸命努力できたことに充実感を感じることもありますし、努力はあまりしていないのに結果が出た場合もうれしくないわけではありませんが、やはり自分がしっかりと行動して、良い結果が出たときに充実感が大きくなります。
別の言葉でいうと、自分や自分以外の人の能力やアイデアなどを最大限に活かして、良い結果が得られた場合に充実感が最大になるということです。
ですから、充実した仕事を手に入れるために大切なことは、一言でいうと「自分を最大限に活かす」ということです。
それでは自分を活かすにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、自分の中の心の底からの想い(なりたい自分や本当にやりたいこと)を尊重してあげることだと思います。
この自分の心の底からの想いはもっともあなたらしい部分、あなたを特徴づけているものと言えますから、それを活かしてあげるようにしてください。
そして2番目には、そのあなたの心の底からの想いから出てきた構想やこうしたらいいんじゃないかというアイデアや発想をなんとか実現しようと活かしてあげると良いと思います。
そして、あなたの能力や持ち味についてもぜひ適切な機会で活かしてあげてください。
さらに、あなたの同僚や上司などを極力活かしてあげるということもとても大切なことだと思います。
あなたの心の底からの想い、その想いから出た構想やアイデア、あなたの能力や持ち味、お客様のニーズや同僚・上司などを最大限に大切にし、活かすことで、良い結果に結びつけることが、あなたが充実した仕事をする上で、最も大切なことだと思います。
自分から出たものや自分に関わったものを最大限活かして、良い結果が出れば、充実感が高まることは当たり前と言えば当たり前ですが、ぜひ忍耐強く、意識してやってみてください。
3.充実した仕事をどこで求めるか?
自分の想い、自分から出たアイデアや発想、自分の能力や持ち味、自分が決めたこと、自分に関わる人などを大切にし、活かすことによって、良い結果に結びつけ、充実感を得て欲しいのですが、それはぜひ今の職場で実現するように努力して欲しいと思います。
充実した仕事を手に入れる上で最も大事なことは、自分を最大限に活かすということですから、今担当している仕事の内容や環境は基本的に関係ありません。
ですから、まずは現在の職場で充実した仕事ができるように、行動をして欲しいのです。
1年続けてもどうしても自分を活かすことができないということがわかったときにはじめて、職場をかえるまたは会社をかえるということを考えてもらえればなと思います。
結局、「自分を最大限に活かす」ということができなければ、基本はどこへ行っても充実した仕事は得られないからです。
まとめ
充実した仕事というのは、自分自身や自分に関わる人を大切にし、最大限に活かすことによって得られます。
自分や自分に関係する人やことを大切にし、活かすということを聞くと、仕事上わがままをしているんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、わがままではなく、自分の心の底からの想い、自分から出たアイデアや発想、自分の能力や持ち味、自分が決めたこと、自分に関わる人を大切にすることは仕事が自分事になるので、良い結果を生むことになるのです。
遠慮せずに、自分を大切にし、ぜひ最大限に活かしてください。
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