仕事で成果を上げる人は、軸のおき場所が違います

仕事であなたがイメージした通りの成果を上げられるようになったら、とてもうれしいですよね。

 

私ももちろんそうです。

 

自分を最大限に活かして、自分が思い描いている成果をコンスタントに上げられたら、達成感や充実感が高まりますし、成長しているという実感が生まれます。

 

自分が所属している部署や会社の業績アップにも貢献できるようになるので、上司の評価も上がって、報酬もアップするかもしれません。

 

ではどうしたら、仕事で成果を継続的に上げられるようになるのでしょうか?

 

世の中で成功している人や会社の中で高い業績を上げ続ける人とそうではない人との決定的な違いは、発想したり、決断したりする際の軸のおき場所が違っているのです。

 

今回はそのことについてお伝えします。

 

1.成果を上げる人と上げない人の違い(ピーター・ドラッカー)

 

成果を上げる人と上げない人の違いは何かという話になると、よく引き合いに出されるのが経営の神様、ピーター・ドラッカーの次の言葉です。

 

「成果を上げる人と上げない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身に付けているかどうかの問題である。」(「非営利組織の経営」)

 

成果を上げるかどうかは才能の差ではないんだよということを言っています。

 

これはうれしいですよね。

 

仕事の成果が才能で決まってしまうのであれば、才能のない人に逆転するチャンスはありません。

 

IQが高く、高度なことが思考できる高学歴の人にはかなわないということになってしまいます。

 

以前、凸版印刷の人事の責任者の方にお聞きしましたが、「弊社では、営業職の業績と学歴には一切相関関係はありません」とはっきりおっしゃっていました。

 

つまり、営業という非常に難しい業務にあっても、学歴が高いから業績が高く、学歴が低いから業績が低いということでは全くないということです。

 

私も全く同感で、以前働いていた会社の自分の課には10名ほどのメンバーがいましたが、一番優秀だったメンバーは、一般的に言われる一流、二流ではない大学の出身者でした。

 

彼は新卒の採用担当をしていましたが、自分独自のアイデアがありましたし、それをわかりやすい企画書に落とすことも見事でしたし、プレゼンも非常にうまかったですし、周りへの思いやりも強いので、若い社員などからも大変慕われていました。

 

毎年新卒採用のやり方に新しい方法を取り入れながら、会社が求める結果をいつもしっかりと出していました。

 

ある意味理想的な人材でした。

 

「最悪の事態を想定して、最善を尽くす」ということを彼はよく言っていましたし、採用担当なのでプレゼンのスキルを高めることにはとてもどん欲に取り組んでいました。

 

ドラッカーが言う、習慣的な姿勢と基礎的な方法を身に付け、それをしっかり実践していたということですね。

 

もちろん、才能があって、さらに習慣的な姿勢と基礎的な方法を身に付けている人には誰もかなわないでしょう。

 

いわゆる超一流の天才と言われる部類の業績を残す人です。

 

でも習慣的な姿勢と基礎的な方法をしっかり身に付け実践していれば、上位10%以内の高い業績を上げることが誰にでもできるはずです。

 

当り前のことが当り前にできれば、一流になるチャンスが誰にでもあるということです。

 

2.成果を継続的に上げるための習慣的な姿勢と基礎的な方法

 

それでは、習慣的な姿勢と基礎的な方法とは何かを考えていきたいと思います。

 

①成果を継続的に上げるための習慣的な姿勢

 

成果を継続的に上げるために一番大事なことは、一言でいうと「質の高い試行錯誤」を重ねていくということです。

 

仕事やビジネスのようにこれをやれば絶対成果が上がるという正解がない中で成果を上げるためには、「こうしたらいいんじゃないか」と思うことをたくさん試し、軌道修正しながら成果に繋げていくしかありません。

 

先ほど言いました「試行錯誤」ですね。

 

でも、むやみに「試行錯誤」をしたとしても成果に結びつくのに多くの時間を費やしてしまうので、単なる試行錯誤ではなく「質の高い試行錯誤」を重ねていくことが大切です。

 

では、「試行錯誤」の質を高めていくにはどうしたらいいのでしょうか。

 

人の心には、現実に対していろんな感情が生まれる「揺れ動く心」と現実からの影響を受けない「揺るがない心」の二つがあります。

 

自分の中にこの二つの心があるのが何となくわかるでしょうか。

 

「質の高い試行錯誤」をするということは、「揺れ動く心」からではなく、「揺るがない心」から発想し、決断し、行動するということです。

 

「揺るがない心」とは、心の奥底で思っている「こういう自分でありたいな」「こんなことを実現したいな」という願いです。

 

自分の身の回りにどんな現実が来たとしても、変わらない願いです。

 

「いつも人を大切にする生き方をしたい」「堂々と生きたい」「お客様を笑顔にしたい」「常に最善を尽くしたい」などです。

 

どんな状況になったとしても、追求し続けたいと思う願いです。

 

この「揺るがない心」に軸をおき、その願いを意識しながら発想し、決断し、行動することが「質の高い試行錯誤」につながっていきます。

 

実は世の中で成功している人や会社で高い業績を上げている人のほとんどがやっていることです。

 

大半の人は「揺れ動く心」に軸をおいていますが、自分の「揺るがない心」を明確にして、そこに軸をおくということが、成果を持続的に上げるための決定的なポイントです。

 

②成果を継続的に上げるための基礎的な方法

 

成果を継続的に上げるための習慣的な姿勢を補完する意味での基礎的な方法とはどんなことをイメージすればよいでしょうか?

 

やはり成果を出すためには、まず自分のお客様が何を本当に望んでいるのかということを把握するスキルが必要ですし、お客様の望んでいることを叶えるための良いアイデアを生み出す必要がありますし、良いアイデアを確実に実行し、結果を得て、そこから学んでいくためPDCLサイクルをしっかり回せるようになる必要があります。

 

まとめると、

・自分のお客様の願い(真のニーズ)を感じ取るコミュニケーション

・良いアイデアを生み出すメカニズムの活用

・日々PDCLサイクルを回す自分らしい仕掛け

が必要だということになります。

 

  • 自分のお客様の願い(真のニーズ)を感じ取るコミュニケーション

 

お客様の願い(真のニーズ)を把握するには、まずお客様との間に信頼関係を結ぶ必要があります。

 

信頼関係のない状態では本音を言ってくれることは無いので、お客様の真のニーズを把握することはいつまで経ってもできません。

 

信頼関係を結ぶ最大のポイントは、相手の存在を認める、「存在承認」をするということです。

 

それではどうしたら存在承認ができるかというと、次の3つがキーです。

 

①相手を理解しようとする

②相手が大切にしているものを大切にする

③相手と自分の共通点を見つけたり、意図的につくる

 

相手と信頼関係を築こうとする中で、相手に100%意識を向けるようにして、相手の願いを探ってください。

 

自分に意識があると相手の願いを感じることがなかなかできません。

 

信頼関係が築かれる中で、相手に100%意識を向けて、相手すら気づいていない相手の願いを感じ取れることが理想です。

 

「実はお客様が望んでいることはこういうことではありませんか?」とこちらから提案して、「そうそう!それが欲しかったんだ!」と言われるのが最高のソリューションですね。

 

  • 良いアイデアを生み出すメカニズムの活用

 

自分の願い、お客様の願いがわかったら、その願いを実現するための良いアイデアを生み出す必要があります。

 

良いアイデアというのは、通常はすでにある知識(情報)と別のすでにある知識(情報)の新しい組合せです。

 

アップルは既存の技術やサービスを使い勝手が良いように最適に組み合わせてi-Phoneを作り、スマートフォンという新しいカテゴリーを生み出したとよく言われます。

 

ではどうしたらアイデアを生み出せるかというと、結局既存の知識と知識を組み合わせているのは脳なので、脳に知識同士を組み合わせるように促さないといけません。

 

脳は明確なテーマを与えると、それに関連する知識を集めてきて最適なものを組み合わせようとすると言われています。

 

良いアイデアを得るプロセスは

①実現したいテーマを明確にし、持ち続ける

②そのテーマに関する情報を意識的に集める

③脳が蓄積した知識同士を組み合わせようとしている間少し放置する

④アイデアがひらめく

ということです。

 

これは、ジェームズ・W・ヤングという人が1940年に「アイデアのつくり方」という小冊子にまとめています。

 

  • 日々PDCLサイクルを回す自分らしい仕掛け

 

そして良いアイデアがひらめいたら、それをこんなふうにやると自分で決める(Plan)、実行する(Do)、結果を振り返る(Check)、結果から学び・気づきを得る(Learning)という、PDCLサイクルを日々回すという習慣を身に付けることが大事です。

 

この習慣がないと仕事の質は上がっていきませんし、成果はなかなか上がらないことになります。

 

PDCAサイクルというのはどこかで聞いたことがあると思います。

 

最近PDCAについての本がたくさん出版されているので、ますます「試行錯誤」の大切さが注目されているのだと思います。

 

新入社員研修でPDCAについてさらっと習って何となく知っているという方は多いと思いますが、仕事でしっかりとそのサイクルを回している人はほとんどいないと思います。

 

無意識にできている人はいますが、やはり10人に1人いるかいないかだと思います。

 

先ほど申し上げたように、PDCLサイクルをしっかり回す習慣を身に付けることは、成長と成功の両方を実現する最高の武器を手に入れることになります。

 

何をやるか自分で決める(P)、決めたことを実行する(D)、結果を振り返る(C)、経験や結果から学び・気づきを得る(L)ということができればいいのです。

 

難しいことは何もありません。

 

スポーツで上達し、結果を出せるようになるプロセスはすべてPDCLサイクルが回っているといってもいいと思います。

 

今日練習でこういうことをやる、こういうテーマを持って臨むということを決め(P)、決めた練習を実行し(D)、うまくいったこと・うまくいかなかったことを振り返り(C)、次こうしてみようという学びや気づきを得る(L)ということを繰り返し、スポーツ選手は結果を出せるようになっていきます。

 

練習日誌を付けているスポーツのチームがあるなどということもよく聞きます。これはPDCLサイクルを回すための工夫ですね。

 

これを仕事に応用しない手はありません。

 

ぜひ仕事でLDCLサイクルがうまく回るように、スポーツ選手が行っているような練習日誌のような仕組みをあなた独自のアイデアでつくってみてください。

 

人から教えられた仕組みはなかなか身につきませんからね。

 

まとめ

 

仕事で成果を継続的に出していくためには、「質の高い試行錯誤」を重ねていく必要があります。

 

「質の高い試行錯誤」をするためには、あなたの心の底の深い願いに軸をおき、それを常に意識しながら発想して、決断して、行動すればいいのです。

 

この姿勢を補完するのが、相手の真のニーズを感じ取るコミュニケーションスキル、良いアイデアを得るメカニズム、独自のPDCLサイクルの管理方法を活用することです。

 

ぜひ、習慣化に挑戦してみてください。

 

一般的に習慣化には6カ月かかると言われていますので、6ヶ月取り組んでみることをお勧めします。

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