転職の成果が変わる履歴書の書き方。元人事担当者がポイントを教えます

転職活動で必要になるものと言えば「履歴書」です。

 

履歴書は、どんな会社へ応募するにも必要です。

そして、履歴書は採用に携わる人事担当者がキチンと目を通している書類です。

 

なぜ履歴書が必要であり、人事担当者が目を通すのでしょうか。

 

少し視点を変えてみるとわかるのですが、転職活動とは

 

「自分を売り込む」

 

という「場」だということです。

 

「だったら職務経歴書でいいんじゃないの?」

 

と思われるかもしれませんが、職務経歴書はスキルを箇条書きにしたものであるため、「性能」だけが記載された説明書のようなものなのです。

 

ここにポイントがありまして、書類選考のとき、人事担当者が選ぶのは「性能」よりも「人柄」や「情熱」という数値では計れない部分なんです。

 

そこで、今回は人事担当者に選ばれる「履歴書」の書き方を、元人事担当者の私がお話していきます。

1: 履歴書の役割を知ろう

履歴書とは、あなたを売り込む書類です。

 

ただ、あなたの状態を紹介するだけのものではありません。

 

ご存じのように、あなたが転職しようと考えている業界は、あなた以外にも転職しようと考えている人がいるでしょう。

 

あなただけしか転職してくる人がいない。

 

そんなことは、まず、あり得ません。

 

ということは、あなたは「自分が相手に役立つ」ということを売り込まないといけません。

 

これは転職だけに限らず、恋愛でも同じです。

 

相手に気に入られるためには、相手の興味を引き、役に立てる自分を売り込まないといけません。

  • 能力
  • 長所
  • 強み

 

自己分析で見つけた良いところを、より良く表現して伝えることが必要なのです。

 

しかし残念なことに、人事の現場に履歴書を

  • 応募の申込書
  • 面接の手続きをする書類
  • お決まりの書類

そんなイメージで出してくる人が多いものです。

 

履歴書は、このような書類ではなく、あえて言うなら

 

「審査書類」

 

履歴書にいい加減なことや、丁寧でない文章。

わかりにくい文章や熱意が感じられない内容。

 

こんな状態だった場合、審査書類として不合格になることは、誰もが想像できるでしょう。

 

履歴書は審査書類であり、この書類を人事担当者が見たときに

 

「おっ、ちょっと会って、もう少し聞いてみたいな」

 

と感情を動かすものでないといけません。

 

どちらかと言って、直接に顔を合わせて話す「面接」よりも、「履歴書」の方が信頼ゼロの状態から文章だけでアピールするため、実はハードルが高いと言えます。

 

2: 履歴書の基本とは

履歴書の基本とは

履歴書には基本があります。

ここは難しくありません。

 

単に「守っておく」だけでポイントが上がりますから、あれこれ考えずに「こういうものだ」と思っておきましょう。

 

それでは順に見ていきます。

 

(1)履歴書の様式

  • JIS規格の履歴書ならOK
  • A4とB5があるが、最近は「A4」を選ぶことが多い

 

(2)記載方法

  • 手書きでもパソコンでもOKです。業種・業界に合わせることが必要です。
  • 履歴書は「公文書」です。ですから修正ができません。間違えた場合は最初から書き直しが必要です。(特に手書きの場合は慎重に。)
  • 手書きの場合は黒色のボールペンや万年筆で書きましょう。フリクションなど、後で消えるものは不可です。
  • コピーや使いまわしは不可です。履歴書はひとつずつ作成しましょう。

 

(3)履歴書の内容

  • 丁寧に書く
  • 読みやすく書く
  • わかりやすく書く
  • 「です・ます」調で統一する
  • 和暦、西暦を統一する
  • (株)など略号や省略は不可です
  • 必ず声に出して読み返し、誤字脱字のチェックを忘れない

 

(4)写真

  • 第一印象ですから、誠実さが伝わる写真をプロに撮ってもらいましょう
  • 奇跡の一枚であっても、スナップ写真はNGです
  • 3ヶ月以内の写真が一般的です
  • カラー写真が一般的です
  • 大きさは履歴書の写真のサイズに合わせましょう
  • 写真の裏には名前を記載しておくことを忘れずに
  • 身だしなみは面接と同程度のフォーマルさが必要

 

いかがでしょうか。

この基本部分は、難しくありません。

 

少し気をつけておく。

少し気配りをする。

 

社会人なら「当たり前」というレベルのことです。

ここでポイントを落とすのはもったいですね。

 

しっかりと慎重に心がけておきましょう。

 

3: 忘れちゃいけない記載項目

忘れちゃいけない記載項目

履歴書には記載する項目がいろいろあります。

 

応募先によって変える項目。

いつも同じ内容でOKな項目。

 

ここでは「いつも同じ内容でOKな項目」を説明します。

 

(1)基本5つ

・記載日、提出日

記載日は履歴書を書いた日です。

提出日は郵送なら投函日、持参なら持参日です。

 

・生年月日

西暦でも和暦でもOKです。

業種・業界によっては西暦が喜ばれるところもあります。

履歴書全体で、和暦か西暦か統一することを忘れないでください。

 

・現住所

都道府県から記載しましょう。

アパートや部屋番号も省略せず正式な表記で記載しましょう。

 

・電話

固定電話や携帯電話の番号を記載します。

数字は丁寧に書きましょう。

崩れていると、読めないですし間違い電話になってしまいます。

 

・連絡先

あなたと連絡が取れる電話番号やメールアドレスを記載します。

 

(2)免許・資格

正式な免許や資格名を記載しましょう。

勉強中のものも、業種・業界によっては有効です。

 

(3)通勤時間

最短の時間を記載します。

 

(4)本人希望欄

・勤務条件

欄がありますが、実際には採用担当者と相談することになります。

ですから、ここでは記載しないでおきましょう。

 

・通信欄

在職中に転職活動を行っているのなら、勤務中は電話に出られない場合があることを記載しておきたいですね。

例えば、

 

在職中のため、勤務中は電話に出られない場合もあります。

その場合は留守番電話に伝言いただければ、折り返しご連絡差し上げます。

なお、採用いただけましたら○○日以降いつでも出社可能です。

 

こんな風に記載しておくと安心してもらえます。

 

4: 重要な記載方法

 重要な記載方法

ここでは応募する会社によって変える項目をお話します。

 

(1)学歴

古い順に記載します。

学校名、学部、学科、専攻など、正確に記載しましょう。

学歴は応募先によって「興味をもってくれる」ところが違います。

 

(2)職歴

基本は入社と退社を古い順に記載します。

ポイントは、応募先が「欲しい」職歴をアピールすることです。

 

正社員でも派遣社員でも同じで、自分が配属や派遣された現場をただ書くのではなく、応募先が欲しいと感じる部分をメインに書きましょう。

 

(3)志望動機

ここが最も力を入れるところです。

 

「なぜ、うちを選んだのか」

 

この疑問を人事担当者は持っています。

ですから、この疑問に答えることを書かないといけません。

 

ということは、応募する会社によって全て違うということです。

 

あなたの強みを応募先で、どう生かせるのか。

どんな風に役立てるのか。

 

あなた目線の「がんばります」ではなく、相手が欲しいことを満たす内容が必要です。

  • 貴社で学びたいです
  • 充実感が得られそうに感じました

 

これはアピールにはなりません。

 

「相手目線」を忘れないことがポイントです。

 

自分の強みを見つける方法については

元人事担当者が語る、転職成功の秘訣。自己分析のやり方と注意点」を参考にしてください。

 

5: まとめ

履歴書に目を通してもらい選ばれないと、転職活動が前に進みません。

 

何通も履歴書を送ったけれど、面接へつながらない。

そんなときの原因には、履歴書の内容に理由があります。

 

なぜそんな風になるのかというと、人事担当者はこれまでの採用で、「雇って失敗した」という経験があるから

 

人事担当者としては、少しでも「リスク」を感じる履歴書の場合、わざわざ「リスク」を取り、面接の時間を使うことはありません。

 

面接には時間という費用がかかります。

ただお会いして話をするだけではありません。

 

だから、人事担当者は準備が出来ていない履歴書を作ってきた人を面接に進めません。

 

リスク、問題、不備。

この3つが履歴書から無くなってこそ、転職活動が前進するのです。

 

今回お話しました内容をもとにして、準備が整った履歴書を作ってください。

そして、出来上がった履歴書は、一度は第三者に添削してもらうことをおすすめします。

 

ハローワークの窓口でも添削してくれます。

また、転職のプロであるアドバイザーやキャリアコンサルタントなどを活用するのもおすすめです。

 

業種や業界によって、喜ばれる、選ばれる表現の仕方というものもあります。

ぜひ、プロの力を使うことで、あなたの転職をスピードアップしてください。

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