「自分らしく」と言うけれど?

先日、大ベテランの営業コンサルタントの方の講演を聞きました。その方は若いころに1日に100件の飛込をすることを自らに課すなど販売ということ、営業ということを極められ、自らの体験から営業マンが営業の辛さから解放され、楽に営業ができる方法を体系化された方です。

 

そのコンサルタントの方の講演中ずっと、私の頭の中では、「自分らしく」「ありのままに」という言葉がリフレインしていました。心が楽に営業ができるようになるという方法論のバックボーンには、「自分らしさ」や「ありのまま」ということが本質的にあるんだなと改めて気がつかせてもらいました。

 

1.自分らしくない「自分」を演じている「自分」

 

「自分らしく働こう」とか「ありのままに生きよう」などの言葉をよく聞きますよね。

 

たしかに、自分らしく働けたり、ありのままに生きられたりしたらどんなにいいだろうと思いますし、誰もがそういう状態を本能的に望んでいると思います。

 

人は難を避けるために、あるいは何か良い結果を求めて、ほとんどの時間自分でも違和感のある「別の自分」を演じています。

 

あるいは生きるために「鎧」をまとっています。

 

私たちは自分が鎧を着ていることを考えないようにしている場合もありますし、別の自分を演じることが社会人だと自分に思い込ませて、生きていることもあります。

 

それはある意味この世の中を生きていくために仕方ないことなのかもしれませんが、自分とは違う自分を演じていると、自分自身に対する気持ち悪さを心のどこかで感じていて、「ありのままの自分でいられたらどんなにいいだろう?」と私たちは無意識に思っているのです。

 

2.「自分らしさ」がよくわからない

 

私たちは「自分らしくありたい」「ありのままの自分でいたい」と思うし、そのことに共感するのですが、「自分らしい」とか「ありのままの自分」とはどういう自分なのかという肝心なことが、残念ながらよくわからないのです。

 

自分以外の人の持ち味や「その人らしさ」はわかる気がするけれど、いざ自分のことになると「自分らしさ」ということがなぜかピンとこないし、イメージできない。

 

無理やり自分は「こんな人だ」と決めつけることも、さらに違和感がある。

 

「すべての人が自分らしく生きられる世界」というビジョンは本当に素晴らしいビジョンだと思いますし、私もそうした世界をぜひ実現したいなと思いますが、みんな自分自身の「自分らしさ」がわからないという矛盾が存在しています。

 

3.「自分らしく」あるために

 

ですから、自分の「自分らしさ」とは何かを考えることは、思い切ってやめてしまった方がいいのではないかとさえ思います。

 

ただ、気がついたことがあります。

 

自分では「自分らしさ」というものがわからないとしても、「自分らしくあろう」と思うだけで、どうも「自分らしさ」が出ているようなのです。

 

そう思うだけで、人と会う場の雰囲気が、少しフランクで、少し楽しい場になるようなのです。

 

肩から少し力が抜け、自然体の状態でいられるのだと思います。

 

自分が鎧を脱ぐので、相手も鎧を脱いで、心が少し通い合うことによって、何か楽しい場が生まれているようなのです。

 

4.思っていることを率直に語る

 

「自分らしく」ということがどういうことかは自分ではわからないけど、「自分らしく」あろうとすることで、少し自分らしくなれるというお話をしましたが、それを一歩進めてもっと「自分らしく」あるためには、やはり自分が思っていることをそのまま、率直に相手に伝えるということではないでしょうか。

 

ただ私たちは、自分が思っていることを率直に語るということをあまりにもしていません。特にビジネスの場面で、お客様や上司の前では。

 

それが当り前じゃないの、お客様や上司に本音を言うやつがいるの?と思う方もいるかもしれませんが、そうすると仕事は我慢するもの、辛いものになっていきます。

 

そうではなくて、自分が深く思っていることを率直に語れば、相手が勝手に自分の持ち味や「自分らしさ」を好ましいと思い、それを活かそうとしてくれるのではないかと思います。

 

私の知っている経営者は、ほとんど自分の想いやビジョンしか語りませんが、その想いに共感するパートナーが集まってきて、新しいビジネスがどんどん拡大しています。

 

人は論理的なことに反応するのではなく、「こんなことを実現したいな」「こんなことができたらいいな」「こんな自分でありたいな」という率直な想いに反応します。

 

そうだとすると、すべての人が思っていることを率直に語れるようになれば、「すべての人が自分らしく生きられる世界」が実現する、第1歩になるはずです。

 

5.率直に話す練習を少しずつ

 

率直であることがこんなにも難しい状況は何なんだろうとつくづく思いますが、価値観の違いによる攻撃があるので、私井たちはどうしても防衛的になってしまうのでしょうね。

 

誰かと会う時には少し勇気を出して、相手に対する敬意を忘れずに、自分が思っていることで、今言いたいなと思うことを率直に語ってみる練習を始めてみてはいかがでしょうか。

 

自分らしくて、楽しい世界に踏み込めるかもしれません。

 

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